6月21日(木)、久しぶりに鎌倉童謡の会の定例会に出演させていただきました。
今回が326回目の定例会ということで、会の運営に携わっておられるスタッフの皆様、そして、熱心にご参加くださる会員の皆様、ホールのPAスタッフの方々、ご共演くださるピアニスト すやまひろみ先生の温かいお支えとお心遣いに心から感謝しながら、ステージを務めさせていただきました。
鎌倉芸術館大ホールは、会員の皆様の熱気に包まれ、今月のテーマ曲である「花」(瀧廉太郎作曲)の二部合唱では、ホールいっぱいに皆様の声が美しく響き渡りました。

さて、今回は明治維新から150年、童謡が誕生して100年という節目の年ということで、年号で曲を選んでみました。
前半は、明治・大正の歌、そして、後半は昭和の歌で構成いたしました。
皆様、時代を感じながら歌ってくださったようでした。

今回のプログラムは以下の通りです。
【前半】
●ハッピーバースディ
1.港
2.夏は来ぬ
3.花
4.荒城の月
5.かなりや
6.あわて床屋
7.赤い靴

【後半】
1.赤とんぼ
2.牧場の朝
3.里の秋
4.夏の思い出
5.かわいいかくれんぼ
6.ここに幸あり
7.こんにちは赤ちゃん
8.瀬戸の花嫁
●今日の日はさようなら

こうして並べてみると、時代の移り変わりと共に、歌の個性が随分変わって来たのだなぁ、と感じます。
これから先の100年、どのような歌が誕生し、歌い継がれて行くのでしょうか。
新しい歌の登場も楽しみですが、それと同時に、これまで歌われて来た珠玉の名歌を、後世に伝えて行かなければ、という思いを強くしました。
会員の皆様、どうぞご家庭で、または地域のお集まりや若者たちとの交流の機会に、ぜひテキストに載っている名曲の数々を、歌って差し上げてください。
ひとりでも多くの若者が、童謡、唱歌、わらべうた、抒情歌などを受け継いで、歌ってくれるようになることを、心より願っています。

以上、第326回鎌倉童謡の会定例会報告でした。