このたびの定例会では、生まれて初めて本番中に大きな地震に見舞われ、定例会が中止になるという、過去に経験したことのない日となってしまいました。
定例会はいつものように、和やかに始まりました。
まず、会員さんのお誕生日をお祝いし、皆で「ハッピーバースディ」をうたいます。
その際、役員さん手作りのクッキーが、お誕生日を迎えられる会員さんたちに配られ、客席は会員の皆さんの笑顔で満ち溢れました。
クッキーが配られている間、私たちは「ハッピーバースディ」をうたい続けました。
前半40分は、何事もなく、いつものように過ぎました。
お誕生日をお祝いした後は、肩や首をほぐすストレッチ運動をして頂き、引き続き発声練習をなさって頂きました。
そして、前半は季節の歌をたくさん、うたって頂きました。
前半のプログラムは以下の通りです。
<1> ハッピーバースデー
<2> ひなまつり
<3> うれしいひな祭り
<4> どこかで春が
<5> 春のうた
<6> うぐいす
<7> みつばちぶんぶん
<8> 絵日傘
<9> 花かげ
ここまでうたって頂いて、前半を終了しました。
私とピアニストの すやまさんは、楽屋へ戻りました。
楽屋では、ゲストのマリンバ奏者 中村 梓さんと、ピアニストの堀部 友予さんがスタンバイしていらっしゃいました。
お二人のお写真を携帯カメラで撮らせて頂いて、「じゃぁ、行ってらっしゃい」とお二人を楽屋から送り出しました。
その直後、今まで経験したことのないような、大きな揺れが襲って来ました。
まず、ドン!と言うような鈍い音がして、突然停電になりました。
何が起こったか分からず、楽屋にいてくださった童謡の会の役員さん、すやまさんと三人で、顔を見合わせました。
しばらくして、大きな横揺れが来ました。
「地震だ!!!」
ステージの袖にいた中村さんと堀部さんが、楽屋に戻って来ました。
その後のことはハッキリとは覚えていませんが、館内放送で地震であるとアナウンスがあり、すぐに建物の外に避難するようにとの指示が出たと思います。
出演者4人はドレスですので、急ぎ楽屋に置いてあったコートを羽織り、貴重品だけを持って、階段を駆け下りました。
鎌倉童謡の会の役員さんたちと、鎌倉生涯学習センター職員の皆さんの誘導で、おひとりもおケガなさることなく、皆さん無事に、建物の外へ避難して頂くことが出来ました。
携帯をお持ちの方は、インターネットで情報を拾おうとする人、家族に連絡を取ろうとする人、いろいろでした。
神奈川県東部が震度5強と、私の携帯にはメールが届きました。
ただ、その段階では震源がどこかは分かりませんでしたが、時間が経つにつれ、だんだんに情報が入って来ました。
その後も余震が続きます。
役員さんたちは、今回の定例会を中止にすることを決定されました。
ですが、街は停電により信号機が機能しなくなり、気がつくと警察官の方々が道路上に出て、手信号で道行く車に、指示を与えていました。
定例会は、13:50に始まりました。
地震が起こったのは 14:46。
しばらく私たちは建物の外にいましたが、ドレスのままではどうすることも出来ないので、生涯学習センターの職員さんに許可を得て、再度楽屋に戻り、急いで着替えを済ませ、荷物をまとめて楽屋を後にしました。
ひとまず生涯学習センターのロビーで、これからこの地震がどうなって行くのか、様子を見ることになりました。
堀部さんと中村さんが、鎌倉駅まで様子を見に行ってくれました。
鉄道はストップし、駅には人が溢れていた、とお二人が報告してくれました。
大地震による津波警報発令で、車で帰るにも、海岸に近いところは通れません。
生涯学習センターの職員さんが、ロビーの見やすいところにテレビを持って来てくれ、そこにいた人たちは、テレビを食い入る様にみつめていました。
私はテレビの映像から、ものすごい巨大地震が、東北地方を襲ったことを知りました。
携帯から家に電話を入れましたが、とてもつながるものではなく、生涯学習センターの公衆電話でもトライしましたが、呼び出し音は鳴っているものの、母は電話に出ません。
もしかしたら倒れた家具の下敷きになってしまったのでは、とか、一人で留守番していたので、あまりの大きな地震に驚き、腰を抜かしてしまったのでは、と心配しました。
母に連絡が取れないので、携帯からご近所さんや民生委員さんなどに連絡をしてみましたが、どこも電話がつながりませんでした。
どうしたものかと途方に暮れていると、携帯に母から電話がかかって来て、ようやく無事を確認することが出来ました。
それが17:17でした。
日が落ちて来て、辺りは暗くなって来ました。
鎌倉市は、地震発生からずっと停電が続いていました。
中村さん、堀部さんと、私がお客様としてお誘いしたご近所の笹尾さんと4人で、ここに留まるか、それとも中村さんの車で帰るのか、相談しました。
そして、中村さんと堀部さんが車でO町へ向かう決断をしてくれました。
童謡の会役員さんに、中村さんの車で家に帰ることを告げ、私たち4人は建物の外に出ました。
そして、堀部さんの運転で、17:50頃、鎌倉の会場を後にしました。
辺りはすっかり暗くなり、停電により防犯灯も信号機も消えた真っ暗闇の街を、ひたすらO町を目指して走り、0:05頃、家に帰り着きました。
堀部さんは約6時間、大変な状況の中を運転してくださいました。
さぞお疲れになられたことでしょう。
本当にお疲れさまでした。
そして、お世話になりました。
朝になり、地震の被害の大きさを知りました。
未曾有の大震災に、言葉もありません。
地震、津波の恐ろしさを、改めて思い知らされます。
この地震と津波で命を落とされた方々は、どんなにか無念の思いでいらしたことでしょう。
そう思うと、胸のつぶれる思いです。
また、安否の分からぬ方々もたくさんいらっしゃいます。
何とか一日も早く、お一人でも多くの方が救出されますことを、ひたすら祈ります。
今回、定例会は前半しか行うことが出来ませんでした。
今後、この埋め合わせをどうするかについては、役員さんたちが協議の上、お決めくださることになっています。
詳細が決まりましたら、当ブログ等でご案内させて頂きます。