大磯童謡サークル第五回例会報告

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昨日は、大磯童謡サークル第五回例会が行なわれました。
今年5月に立ち上げて以来、初めての好天に恵まれました。
今まで雨の日ばかりだったので、昨日はとても清々しく感じられ、気持ち良く例会を進行することが出来ました。
おかげさまで新規ご加入の会員さんが10名もお越し下さり、会場は童謡好きの会員さんでいっぱいになりました。
登録会員数も5ヶ月目にして70名を超えたとのこと、とても嬉しく思いました。

さて、昨日は前半が外国曲、後半が日本の名曲と言うことでプログラムを組んでいました。
曲目は以下です。

【前半】
・歌のけいこ
・メリーさんの羊
・ロンドン橋
・光れよ お星

【後半】
・靴がなる
・虫の声
・十五夜お月さん
・赤とんぼ

昨日は、会場が空いたのが、すでに私たちの会の開演時間を少し過ぎていたので時間が足りず、用意していた曲の半分しかうたうことが出来ませんでした。
いつもなら毎月のお誕生日の方をお祝いするため、一番初めに「ハッピーバースデー」の歌をうたうのですが、昨日はカットしてしまいました。
9月がお誕生月の方、会場にはいらしたでしょうね、ごめんなさい。
来月、9月の方と10月の方をお祝いしてうたいたいと思いますので、お許しくださいね。

さて、昨日の前半1曲目「歌のけいこ」、ほとんどの方がご存知ありませんでした。
そこで、1曲目からお稽古することになりました。
短い曲とは言っても、ほとんどの方がご存知なかったので、すやま先生にはピアノでメロディーを弾いて頂き、皆さんには私が2小節ずつうたったあとを付いて、お稽古して頂きました。
途中、どうしても譜読みについて話さなければならず、話が楽典の内容になってしまうので、難しいと感じられた会員さんもいらっしゃると思います。
もっと噛み砕いて分かりやすく解説することが出来るよう、話術も磨かなければ、と思いながらステージを進めました。

「メリーさんの羊」は、どなたもご存知の歌ですので、これはすんなりと気持ち良く、うたって頂くことが出来ました。
「ロンドン橋」では、歌詞が9番まである、と言うことで、会員さんたちは驚いていらっしゃいました。
テキストには4番までしか載っていないので、うたっていただいたのは4番までなのですが、他の歌詞もご紹介したいと思い、9番まで私が朗読すると、会場からはどよめきが・・・
皆さん、ビックリなさったようです。

「光れよ お星」は「きらきら星」のことです。
訳詞をされた高田三九三(さくぞう)さんは1906<明治39>年のお生まれです。
つまり、今から100年も前と言うことになりますから、その当時だとこう言うタイトルになるでしょうし、歌詞も非常に文学的なものとなっています。
会員の方のほとんどが、この歌詞をご存知ありませんでした。
でも、この美しい歌詞に出会うことが出来て、多くの方が喜んで下さいました。

ここで10分間の休憩を取りました。
さ、これから後半です。
「靴がなる」では「晴れたお空」が「み空」であることを解説しました。
ご年配の方はご存知でいらっしゃいましたが、若い会員さんは「お空」でうたっていらしたので、新鮮に感じられたようです。

「虫の声」では、2番の歌詞の「キリキリキリキリ キリギリス」の部分が、最近のものでは「キリギリス」ではなくて「こおろぎや」になっているとお話しました。
これは、約半数の方がご存知のようでした。
そして、そのあと私は次のことを会員さんにお話しました。

“私たちは虫の声や風鈴の音、川のせせらぎなどを心地良い音と感じますが、現代社会ではこれらの音を騒音と感じてしまう子どもたちが増えて来ているようです。
子どもたちはウォークマンや携帯などで自分の聞きたい音楽だけを選び、ほとんどの場合一人で聞いています。
また、もし聞きたくなくなればボタン一つで簡単に止めることが出来ます。
でも、自然界の音は自分の思い通りにはなりません。止めたくても止めることが出来ません。それが元でイライラして、キレてしまう子どもたちがとても多くなって来ているのだそうです。
自然が破壊され、虫の声、鳥のさえずり、風の音などを感じることが出来なくなって来ている現代社会では、子どもたちがそう言う状況になってしまうのも分からないではありませんが、近年益々凶悪化する犯罪を見ていると、とても心配になります。
せめて「虫の声」などの自然をうたったものをうたうことで、自然に目を向けさせ、自然の素晴らしさ、大切さを伝えて行き、心優しい穏やかな人に成長してもらいたいと思います。
皆さん、ご家庭に帰られましたら、どうかお子さんに心穏やかになる童謡を、たくさんうたってあげてください。”
会員の皆さんは、うなずきながら私の話に耳を傾けてくださいました。

そして最後の2曲は大曲でした。
「十五夜お月さん」の作曲家、本居長世さんは日本における“童謡の父”です。
日本音楽と西洋音楽を融合させ、日本独自の“童謡”を確立した大作曲家です。
本居長世さんの作品には数々の名曲が残されていますが、その中でも特に素晴らしいのが、この「十五夜お月さん」です。
童謡というよりは歌曲の域に達している曲と言うことが出来るでしょう。
これを、会員の皆さんにうたって頂くのは冒険だったのですが、ほとんどの方がこの歌をご存知で、テンポや音の強弱などをお話すると、皆さん、心をこめてうたい上げて下さいました。

最後は「赤とんぼ」でした。
例会の最後を締めくくるのに相応しい歌でした。
皆さん、「うたった!」と言う満足感を持って、お帰りになって下さったようでした。

歌のうたい方だけでなく、これからも折にふれ、いろいろな問題提起をして行きたいと思いますし、会員の皆さんと一緒に考えて行きたいと思っています。

とても長い例会報告になってしまいましたが、最後までお付き合い下さり、ありがとうございます。
次回例会は、10月19日です。

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